1997年から少子高齢化が始まった日本では、介護人材の確保が喫緊の課題になっています。その課題を解決するため、当社は日本で介護士になりたいというアジアの優秀な学生を、日本の医療系の養成学校に斡旋し、卒業後は医療機関や介護福祉施設などにマッチングしています。

 

私はもともと日本のテレビドラマに触発され、日本に留学しました。大学で日中のマーケティングを研究する中で、「人」の育成制度において母国・中国と日本では、大きな差があることを肌で感じました。そこで、日本の先進的なところを学ぶため、中国の人材を日本に呼び込む国際文化交流事業と教育事業を始めました。

 

その後中国でも少子高齢化が問題となり、介護問題に興味を持つ人が増えました。しかし、「一人っ子政策」による急激な人口動態の変化のため、中国では日本以上に介護人材が育っていませんでした。そこで教育事業の経験を生かし、現在の事業を始めました。

 

当社の事業の特徴は、学生も、学生を受け入れる学校や施設も、ワンストップでコンサルティングサービスを受けられることです。これは介護人材に特化した紹介事業としての強みであり、当社が選ばれる理由であると自負しています。

 

現在、海外から日本に留学・就職しようとする場合、個人で来ることが多いのですが、実際に日本に来てみて日本の文化や生活習慣に戸惑う学生が少なくありません。また、学生を受け入れる学校や施設も、どう対応していいのか分からず、困惑しているのが現状です。

 

当社のサービスは、学生に多くの時間をかけて基本的な日本語や介護基礎知識を身につけさせてから来日させることで、言葉の障壁をできるだけ取り除くようにしています。また、来日後も学生に対して定期的に面談を行い、細やかなメンタルサポートを行うことで、学校や施設から高い評価を得ています。

 

今、私は熱い志を持って第二の母国とも言える日本で、事業に取り組んでいます。業種は違えど、私と同じように熱い志を持った後進のキャリアアップと未来を創造する場を作りたい。そして、日本の介護福祉施設で経験を積んだ学生に、いずれは母国で医療や介護に従事して貢献してもらいたいと考えています。人材の育成・支援・紹介の事業は緒に就いたばかりですが、学生の輝く瞳を見ることが私の何よりの喜びです。

 

社長挨拶

 

 

安康九州株式会社 代表取締役 周穎よりご挨拶を申し上げます。

アジアの優秀な人材を日本へ。そして、アジアへ。